
紹興酒とは上海郊外にあります、紹興市付近で製造されるもち米を原料とし、麦麹で発酵させた醸造酒の事を言います。
アルコール度数は一時発酵が済んだ発酵初期段階で18度程度、紹興酒を素焼きした甕(かめ)に詰め熟成が2~3年程度進むにつれ16度程度に落ち着きます。3年の熟成が終わった段階の物を老酒と書き(ラオチュウ lao jiu)と呼び出荷されます。
加飯酒の中でも特に熟成期間(陳年)の長いものを現在では花彫酒と呼びます。
新世界菜館の創業一族である傅家にも代々伝わる花彫の言い伝えはとても有名で、紹興の長い歴史習慣の中で女子が生まれると祝宴を開き、黄酒を造り甕詰めした物を父親が埋めたと言います。
この酒は女児が嫁ぐ際に掘り出され、甕に彫り師が彫刻をし、美しい化粧甕(けしょうがめ)として日本で言う嫁入り道具の一つとして持たされたと言われます。
この伝説的伝統が現代にも伝わり、紹興酒の熟成期間の長い物、もしくは彫師による彩色が施された物を“花彫紹興酒”と呼び販売されてい居ます。
新世界菜館が誇る自社輸入の紹興酒達は、紹興市で醸造、製造された紹興酒です。
約30年程前(中国国交正常化直後)現在の当社の社長である傅健興(ふう けんこう)氏が、日本人の舌に合う本物の紹興酒を探し歩き試飲を重ねた結果、大越酒業、東風酒廠、醸酒総公司の3社に行きつきました。
特に大越酒業と新世界菜館との関わりは密接で、大越酒業の創業当初から資本、業務提携関係を設けその味の発展に貢献してまいりました。
現在、新世界菜館と大越酒蔵が共同で開発した”大越貴酒”は大手ホテルや酒類業者からも定評を頂いており、安全かつ安定した紹興酒の販売を徹底しております。
紹興酒の主な飲み方と紹興酒をベースにしたカクテルのレシピを御紹介します。
・ストレート
中国でもっとも一般的な飲み方が、常温で飲むストレートです。
常温で飲む飲み方は季節を問わず、紹興酒の真の旨味に触れる事が出来ますし、油料理に負けない麦麹の芳醇な香りとまろやかな味わいが口中に広がります。
夏には冷やしてストレートで涼しく飲むのもお勧めです。
・ロック
紹興酒は基本的にそのまま常温のストレートで飲みますが、アルコール度数にして16~18パーセントの醸造酒ですので強いと感じる方も多かもしれません。
少しづつ氷水に薄まっていく味を堪能するのも一つの味わい方です。
特に熱い夏にはロックの方が好まれる方も多いかと思われます。
・お燗
日本酒と同じように35~45°程度にお燗して飲む方法です。
この飲み方が日本で浸透したのには諸説ありますが、日中戦争時に日本軍兵が現地中国で老酒を飲んだ際にお燗して飲んだ飲み方が日本国内に拡がったと言われています。
少量のレモンを絞ったり、干し梅や角砂糖を加えて飲む飲み方は、この当時の飲み方の名残とも言われています。
筆者の個人的な感想ですが、お燗をすると若い紹興酒でも角が取れてまろやかになりますし、湯気を伝わり紹興酒の香りが漂うので、寒い冬にはお燗して飲む事も多いです。
・ソーダ割り(ラオボール)
紹興酒の独特な香りや味に慣れていない初心者の方は最初はソーダ割りで飲むという方もいらっしゃいます。
ソーダ割りにすることで、紹興酒の酸味がソーダの炭酸ですっきりとした味わいに変わります。またレモンやライム等を絞る事もあります。
紹興酒を飲んだことのない方や、暑い夏に喉を潤したい場合等、少し変わった飲み方をしたい方におすすめの飲み方です。
・コーラ割り(ラオコーク)
当店スタッフが紹興酒でできる簡単なステアカクテルを考えた際に一番評判の良かった飲み方です。
コーラの強い炭酸と香りが紹興酒の麦麹の匂いを消してくれ清涼飲料水のようになります。
さらにレモンを加えると爽やかになり、紹興酒の香が苦手な方には大変手軽でオススメな飲み方です。
・ウーロン茶割り(ドラゴンウォーター)
チャイニーズカクテルの定番ともいわれるカクテルです。
「紹興酒」とウーロン茶の相性は申し分ありません。
中華料理にあわせてぜひ試してみたい。紹興酒の甘さと烏龍茶の苦みがマッチして飲みやすく、すっきりとした飲み口になります。
・チャイナカシス
独特の風味が苦手な方、特にお酒に甘さを求める女性にはオススメのカクテルです。
紹興酒独特の香りが、クレームドカシスの甘みによって和らげられ、さっぱりと飲みやすいカクテルに変身します。
「作り方」紹興酒30cc・カシス30cc・ソーダ150cc・レモン1/8カットを絞りいれる。
香港フィズ
ジンジャーエールを加えてさわやかで口あたりのよいカクテル。
「作り方」紹興酒45cc・ジンジャーエール150cc・スライスレモン
ロイヤルジャスミンティー